音楽サービス
創造学科Music service and creation

さまざまな楽器や音楽、舞台制作、
ビジネスに精通し、業界が求める
技術レベルを目指します。

総合的な学びで就職先を広げていけるよう3年制学科に設定。音楽普及に必要なイベントや発表会の企画制作の実務能力、舞台音響技術、楽器普及に必要な商品知識や販売接客能力、アフターケアに必要な楽器リペア技術などを2年次前期までの段階で習得。2年次後期から、専攻分野を選択し、希望進路に適した専門性を高めます。

カリキュラムフロー

実技科目PICK UP

舞台音響技術 基礎・応用

舞台音響技術 基礎・応用

ホールの歴史や種類、音響機器や舞台に関する知識を学習します。加えて、音楽教室の発表会や楽器店のインストアライブでも必要となる基本的な音響操作、ロープワークや幕の取り扱いなどの基礎的な舞台設営の技術も習得します。2年次後期に「舞台・ギターリペアコース」を選択で、更に大掛かりで複雑な中規模編成の音響オペレーション技術を習得していきます。

クラフト技術

クラフト技術

楽器技術を学ぶ上での基礎作りを行っていきます。楽器技術でも扱われるさまざまな工具の使い方やクラフトの手順、注意点を学習し、やすりがけや平面出しなどのさまざまな木材加工、接着などの基本的な作業ができるレベルまで習得していきます。

バイオリン 基礎・応用

バイオリン 基礎・応用

バイオリンの構造から歴史、製作者に関する知識を学習します。加えて、さまざまな楽器を取り扱う総合楽器店などで必要とされているメンテナンス技術、バイオリンを演奏可能な状態にするセットアップ、基本的な修理方法を習得していきます。3年次に任意選択授業で「バイオリン毛替え実習」を選択すると、弓の毛替え技術も学ぶことができます。

講義科目PICK UP

音楽産業論

音楽産業論

卒業後、音楽・楽器に関わるさまざまな進路が想定される本科では、1年次に業界の仕事を構造的に理解することが大切です。業界の全体像を学ぶ授業に加えて、楽器メーカーや商社、楽器店、音楽イベント会社などから経営者の方や現場スタッフの方を招いた講義も行い、2年次以降の進路決定の指針としていきます。

音楽概論 基礎・応用

音楽概論 基礎・応用

クラシックからロックまで、さまざまな音楽ジャンルに関して学習します。各ジャンルでは、音楽の歴史、作曲家やアーティストに関しても学習し、楽器や舞台などの知識とも結びつけながら、店舗接客や音楽プレイヤーとの交渉で必要となる知識の引き出しを増やしていきます。

コンサート制作 基礎

コンサート制作 基礎

演奏会や音楽イベント業務の一連の流れを学習します。実際にコンサートを企画・実施する授業のため、コンサートの企画立案、広報、集客、当日の運営などを実体験でき、コンサート制作会社や楽器店でのイベントなどに必要な知識・技術を習得していきます。

1週間の時間割例

Mon Tue Wed Thu Fri
19:05〜10:35 音楽産業論 音楽概論Ⅰ ビジネス
コミュニケーション
舞台音響技術Ⅰ バイオリンⅠ
210:50〜12:20 管楽器Ⅰ 楽器演奏 ギターⅠ 楽典 バイオリンⅠ
313:10〜14:40 管楽器Ⅰ 舞台音響技術Ⅰ クラフト技術 HR
414:55〜16:25 鍵盤楽器Ⅰ 鍵盤楽器Ⅰ クラフト技術 小物楽器

※授業前や放課後は教室を開放していますので、実技練習などをすることもできます。

学生VOICE

Interviewee Y.Iさん

高校時代の先生から音楽の素晴らしさを教えていただきました。いずれは、指導者を支える立場となって恩返しするのが目標。楽器店に就職し、楽器修理や教材販売、企画提案などを通して、音楽教育や生涯学習に貢献したいです。この学科は、多くの楽器と向き合えるところが魅力。ウクレレを製作した際は、刃物の扱い方や作業工程を学べて貴重な体験となりました。「小物楽器」の授業では、教育楽器や民族楽器などの歴史や構造を学ぶことができます。

資格取得

『舞台機構調整技能士』や『ピアノ調律技能士』国家技能検定の資格取得をめざせます。

劇場やコンサート会場、ライブハウスで音響などの舞台機構の調整を行うことができる「舞台機構調整技能士」や、ピアノ全般に関する知識や技能、実務能力などを備えた「ピアノ調律技能士」の取得をめざし、各有資格者である講師陣がバックアップ。学科および実技試験対策を徹底指導しており、高い合格率を維持しています。

  • 舞台機構調整技能士(国)
    ※舞台・ギターリペアコース選択者
  • ピアノ調律技能士(国)
    ※ピアノ調律コース選択者

就職分野

ピアノ調律師や管楽器リペアマン、ギター・バイオリン技術者、舞台音響制作者などを目指せます。

ピアノや管打楽器、ギター、バイオリン、電子楽器などの知識・技術を活かして、楽器メーカーや楽器商社、楽器店、楽器工房など、全国各地で活躍できます。加えて、舞台音響制作、イベントスタッフ、コンサートプロモーターなど、年々、音楽サービス分野においても活躍できるフィールドが広がっています。

  • ピアノ調律師
  • コンサートプロモーター・スタッフ
  • ギター・バイオリン技術者
  • イベントプランナー・スタッフ
  • 楽器店マネージャー
  • 音楽雑誌記者・編集者
  • 楽器販売スタッフ
  • ブライダルスタッフ
  • 楽譜 出版社
  • 音楽の権利関係
  • 楽器アドバイザー
  • 管楽器リペアマン
  • 舞台音響
  • DVD制作
  • など