調律師の仕事は、調律や修理以外にも、お
客さまの様々なニーズに応えなければなり
ません。そのため、教養科目の一つとして
「業界ビジネス」の授業があります。
この授業は、業界情報や調律師の具体的な
業務内容、顧客対応の仕方、立ち居振る舞
いなど、社会に出たときに役立つ知識を学
ぶことができます。特に印象に残っている
のは、定期的な調律の必要性を「お客さま
にどう伝えるか」ということです。その理
由を明確にし、わかりやすく説明すること
で、お客さまに納得してもらうことが大切
だということを学びました。加えて、グル
ープワークでは、「調律の実施率をアップ
させるには」「具体的に、どのようなこと
をすれば良いか」「新規のお客さまを増や
すための宣伝活動方法」などを一緒に考え、
話し合いました。