• 学生ブログ

2022.08.17

管楽器リペア298

本日は抜差管調整についてお話しします。

抜差管調整とは、金管楽器の抜差管の動

きを違和感なくスムーズに動かすために、

サビや傷を除去したり、打痕や湾曲の状

態を直す修理です。動かなくなった抜差

管を抜く「固着分解」、動かなくなった

原因を取り除き適切な空間で抜き差しで

きるようにする「嵌合(かんごう)調整

、そして、抜差管の上下2本1組が同時に

入るようにする「平行度調整」の大きく3

つの工程があります。抜差管調整はとても

感覚的な修理で、手に加わる僅かな力加減

や抵抗感、擦れる音などで直ったかどうか

を見極めなければなりません。

なかでも私が苦戦したのは、平行度調整の

作業です。実は、抜差管に使われている金

属は少しの力を加えるだけで簡単に曲がっ

てしまうため微調整が難しく、正しい位置

に戻すことができる力加減の感覚を掴むま

でに時間がかかってしまいました。

まだまだ授業では掴みきれなかった部分も

多くあるので、スキマ時間や朝の時間を使

ってよく復習しておこうと思います。

  学生ブログ 一覧へ