先日、進級試験が立て続けにありまし
た。その一つにピアノの弾きやすさを
整える「整調」という試験があり、私は
一苦労しました。中でも鍵盤の高さを
均一にする「鍵盤ならし」では、揃えた
い鍵盤の範囲に専用の定規を平行に当
て、高さ比べをします。
高さがおかしな所には「ペーパーパンチ
ング」という色ごとに高さが異なる紙を
入れたり、抜いたりすることで高さを
調整します。数ミリの高さ違いを目で
見て判断しなければいけないので、集
中力によって精度が左右されます。始
めは鍵盤の高さが段々斜めになる、と
いうのがよくありました。
しかし、繰り返し練習していくと、注
視するところや目線の高さなどのコツ
を掴み、0.1ミリの差までも見分けが
付くようになりました。以前、先生が
「一番苦労したのは整調」と仰ってい
たので、復習を怠らず頑張っていきた
いです。