調律師は、『ピアノの医者』ともいえ
る存在のため、他の誰よりもピアノに
精通していなければならないと、私は
思っています。そのため、ピアノ全体
の構造や部品の名称、それらの関係性
について詳しくなろうと、現在授業で
学んでいるアップライトピアノの内部
の打弦機構を「紙に描く」ことに取り
組んでいます。
1枚目の写真は、センターレールを描
いたものです。打弦機構は、このセン
ターレールを起点にして構成されて
いるため、初めに描き始めました。
どこに何が、どのようにしてついてい
るのか?それぞれどんな材質なのか?
など、意識しながら描き進めていきま
した。ところどころ使われているフェ
ルトや革についても可能な限り描き
わけ、順番に貼りつけるよう描くこと
を心がけました。
2枚目の写真は、描き終えたものです。