私たちは、専門的なリペア技術を習得していく中で、定期的に実技試験があります。今回は、それらの中でも数少ない楽器演奏の試験を紹介します。演奏の試験があることに驚かれる方もいらっしゃると思いますが、私も当初は「リペア技術を学ぶのになぜ？」と思ってしまいました。

ですがそれは、リペアマンとしてお客さまの楽器を修理した際に、本当に直すことができたのかを確認するために必要なのです。1年生は現在、フルートを習得中。2週間に1回のペースで講師の方に基礎から教えていただけるので、毎回自分の成長を確認していただけるのが楽しみでもあります。

金管楽器経験者からして、鳴らし方や運指の違いに悩まされながらも練習を重ね、少しずつ成長している嬉しさを感じながら試験に向けて取り組んでいます。