先日、菰野ピアノ歴史館に行ってきました。その歴史館には100年以上前に使われ、現代のピアノとは機構が違うものなどがたくさん展示されていました。そして、触ることもできました。そのため、現代のピアノとの違いを実感できてとても興味深かったです。昔のピアノと比較すると現代のピアノは、楽器として如何に完成されているかを理解できました。特に、興味深かったものを2つ紹介します。1つ目は、現代のピアノとは打弦機構が違っていました。ピアノは、ハンマーが弦を叩くことで発音しますが、現在のピアノは「突き上げる」ようにハンマーが動きます。一方、写真の昔のピアノは「跳ね上げる」ようにハンマーが動きます。
そのため、鍵盤をおさえたときに跳ね上げる感覚がダイレクトに手に伝わってきて、とても興味深かったです。2つ目は、ベートーヴェンの時代に使われていたピアノです。
その当時のピッチ(音の高さ)に調律されていて、現在より音が半音低かったです。弾いているととても不思議な感覚で、貴重な体験ができました。最初は、「見学時間は1時間ほどあれば」と思っていたのですが、気づけば何時間も経っていていました。それくらい楽しかったです。この経験は、今後の学校生活や就職後の生活にも大いに役立つとても貴重なものでした。