先日、音楽美学という授業がありま
した。年に2回しかない授業で、
『ラ・ボエーム』というオペラを
鑑賞しました。これはジャコモ・
プッチーニが作曲した4幕オペラで、
最もよく演奏されているイタリア
オペラのひとつと言われています。
主な登場人物は、貧しい4人の
芸術家(ロドルフォ:詩人
マルチェッロ:画家 ショナール:
音楽家 コルリーネ:哲学者)と
お針子の女性(ミミ)と画家の元彼女
(ムゼッタ)の6人です。舞台は1830
年代のパリです。
簡単にあらすじを話すと、第1幕で
は、クリスマスイブの夜に詩人の
ロドルフォとお針子のミミが恋に
落ちます。第2幕では、画家の
マルチェッロとムゼッタが再開し、
お互い惹かれ合いよりを戻します。
第3幕では、ミミの病気が発覚し、
貧しいロドルフォでは面倒をみる
ことができないとなり、ミミの
ことを愛してはいるがお互いの
ためにと別れる決断をします。
第4幕では、病気が悪化して危篤
状態のミミがロドルフォの前に
現れ、最期を迎える。という劇的
な幕切れをして終演します。
私はこのオペラを鑑賞して、一部
の芸術家しか成功しない世界で
貧しいながらも生きていた4人の
芸術家をすごく尊敬しました。
その中で、愛したいと思える女性
に出会い、彼女のためにと考えら
れるロドルフォに心を打たれまし
た。また、このオペラの終わり方
は悲しいですが、途中では陽気な
シーンも多く、面白い作品なので、
よかったら鑑賞してみてください。