こんにちは!管楽器リペア科2年です。
今回は、私が最近取り組んだ「クラリネットのキイ磨き」についてご紹介します!その前に、「キイ」とはクラリネットのパーツの一つで、演奏するときに指で押さえる金属部分のことです。

今回は、このキイについた汚れや細かい傷を、専用の研磨剤を使って磨いていきました。一見すると「ただ磨くだけ」のように見えますが、実はそう簡単ではありません。使用する研磨剤の種類や、磨くための布の細かさによって仕上がりが変わるため、楽器の状態に合わせて使い分ける必要があります。
さらに、磨き方にも工夫があります。同じ方向だけでなく、さまざまな方向から磨くことで細かい傷が目立ちにくくなり、より美しい仕上がりになります。もちろん、楽器の大切な部品であるタンポやコルクに研磨剤が付かないよう注意も必要です。
キイや楽器本体に負担をかけない持ち方も意識しながら作業を進めました。キイ磨き一つでも、実はたくさんの知識と気配りが必要なんです!こちらの写真は、左が磨く前、右が磨いた後の状態です。

ほんの数分作業しただけでも、細かい傷やくすみがなくなり、見違えるほどきれいになりました!キイ磨きは地道な作業ですが、木管作業の中でも特に手が疲れる作業の一つです。
全てのキイを磨こうとするとかなり時間も体力も使います。それでも、磨き終わった後の楽器がピカピカに輝いているのを見ると、その疲れも忘れてしまうほど達成感があります!
今回の作業を通して、楽器は机の上を少し滑らせるだけでも傷が付いてしまうほど繊細なものだと改めて実感しました。これからも楽器への感謝の気持ちを忘れず、一つひとつ丁寧に扱っていきたいと思います。

