2026 年9月14日・15日の2日間、ピアノ調律科の2年生が、大学でインターンを行いました。
内容は、学内にあるピアノを調整することです。ピアノの数が多く、1日では終わら ないため、2日がかりになりました。
学生たちは、実際の現場で学べることにワクワクしていました。一方で、大学生が毎日使 っているピアノには、不具合や音のずれがあります。それを本来の状態に近づける作業は 難しく、責任も感じて、緊張もしていたそうです。




そんな現場の様子を、学生が書いた作業報告書から紹介します。専門用語も出てきます が、リアルな雰囲気を伝えるため、報告書の言葉をそのまま載せます。( )内は説明です。
調律(音程を合わせる作業)
「高音域のズレがひどく、唸りが聴きにくかったです。また、少しチューニングピンを動 かしただけでも音がズレやすかったです。」
※唸り=2つの音のずれで生まれる「ウワンウワン」という響き。調律ではこれを聴き取 って音を合わせます。
アクション(鍵盤を押すと音が出る仕組み)
「ネジは緩んでいませんでした。ダンパースプリングが一箇所抜けていました。バックチ ェックの向きがバラバラでした」
ペダル
「打弦距離が狭かったため、広げました。ソフトペダルの遊びが広かったため、狭くしま した。」
修理
「ダンパーペダルの突き上げ棒の下の部分が取れたので、接着しました。その上から、テ ープを巻きました。次回の方、テープを取ってくださると助かります。」
※次に作業する人へのメッセージまで書いてあります。
掃除
「キーピン磨きと埃を掃除機で吸いました。キーピン磨き後で、鍵盤の通りが良くなりま した。この作業を最初に行ったのですが、一番最後に行うことをお勧めします。」
その他
鍵盤蓋の取り外しは固いため、1人で行わないでください。上前板も固めで、上手くハ マらないことがあります。口棒は外さなくても大丈夫です。」
最後に
ピアノの調整は、音を合わせるだけではありません。部品の状態を見て、直して、次の人に伝えるところまでがインターンです。

