2026年9月18日(金)、ピアノ調律科2年生が、コンサート前に行われるコンサートチューナーの仕事を見学させていただきました。
ホールに置かれた1台のグランドピアノと向き合うコンサートチューナー。
その姿から、学生たちは多くのことを学ぶ貴重な時間になりました。




見学した学生に感想を聞いたので、生の声をご紹介します。
◆ 一音を、ゆっくり長く聴く
「特に印象に残ったのは、一本一本の音をゆっくり、長く聴きながら調律していたことです。コンサートの調律では、ほんのわずかな音の違いまで聴き取る必要があると知りました。
正確に聴くためには、急いで次の音へ進むのではなく、一つの音の響きがどう変化していくのかを丁寧に聴くことが大切なのだと感じました。」
◆ 整調は「周りと合わせる」
「整調について、『周りと合わせること』という説明が心に残りました。鍵盤を一つずつ整えるだけでなく、ピアノ全体のバランスを考えて、そのピアノに合った弾きやすいタッチに仕上げることが大切だと学びました。
演奏者が自然に音を出し、思い通りに表現できるよう、弾き心地まで整える。寸法どおりではなく、鍵盤を押したときの感触や音の出方にも意識を向ける必要があると気づきました。」
◆ 状況に合わせて、道具の使い方も変える
「同時打鍵の確認では、ファイリングの板を縦や横に向きを変えながら作業していました。確認する対象や状況に応じて道具の使い方を工夫することで、ピアノの状態をより正確に判断しているのだと分かりました。
状況を見ながら方法を柔軟に変える力も必要だと感じました。」
◆ これからの調律に向けて
「今後の調律では、ただ正しい音を合わせることを目標にするのではなく、一音一音の響きをよく聴き、音がどのように広がっていくのかを意識してみたいです。」


