2025年9月12日(金)、ピアノ調律科2年生の学生がインターンの一環として、名古屋市営地下鉄「本陣駅」に設置されているストリートピアノの調律を行いました。
駅構内の「本陣ギャラリー」には、フランス・ランス市(名古屋市の姉妹都市)をモチーフにした、とてもおしゃれな外装のピアノが置かれています。
誰でも自由に弾けるこのピアノを、ピアノ調律科の学生が定期的にメンテナンスしているんです。普段は静かな環境で調律を行いますが、今回はたくさんの人が行き交う駅構内。そんな中でも学生は集中し、一音一音を丁寧に整えていきました。
作業を終えた学生に感想を聞いてみると、
「工具カバンにいつも携帯している小型掃除機で、内部をきれいにできました。外装の取り外しもスムーズにでき、自信になりました。ただ、調律に時間をかけすぎて整調(鍵盤の細かい動きを調整する作業)に十分な時間が取れなかったのが反省点です。思うように仕上げられなかったけれど、これも経験のひとつ。これからもっと挑戦して、どんなピアノにも対応できる力を身につけたいです。」と前向きに話してくれました。
街を歩けばふと耳に入ってくるストリートピアノ。その音色の裏には、こうした学生たちの学びと努力がつまっています。