こんにちは!音楽サービス創造学科1年です!今回は、私の地元・兵庫県姫路市で毎年行われる「灘のけんか祭り」について紹介します!
「灘のけんか祭り」は、姫路市白浜町の松原八幡神社で毎年10月14日・15日に行われるお祭りです。
神輿を激しくぶつけ合う「みこし合わせ」や、豪華絢爛な屋台が登場する「屋台練り」が特徴の、とても迫力のある祭りです。

今年は平日開催だったため、本祭には行けませんでしたが、9月28日に行われた松原屋台の昇魂式・入魂式に行ってきました!
新しく作られた屋台は、木をしっかり乾燥させるために漆塗装をせず、「白木(しらき)」と呼ばれる状態で一年目の祭りを迎えます。


この日は、旧屋台と新屋台の“二台練り”も見ることができました。普段は二つの村の屋台が並ぶため、周りの「シデ」(紙飾り)は2色で囲まれますが、この日は松原の赤色一色!
並ぶ二つの屋台は本当に美しく、太鼓の音、木のきしむ音、木の香りが一体となって、胸が熱くなりました。何十年に一度しかない特別な行事に立ち会えたことを、とても嬉しく思います。
もうひとつ、松原村には「てんてんつき」と呼ばれる露払い獅子屋台があります。これは「残したい日本の音風景百選」にも選ばれているそうです!
他の屋台よりも高い音の太鼓を響かせながら、獅子屋台を練り上げ、差し上げ、地面に叩きつけます。叩きつけられても太鼓の音が止まらないのは、先陣として悪霊を払い、この祭りの安全を祈るという意味が込められているからだそうです。
この屋台は、松原村の中でも“数え年44歳”の人だけが「獅子がかり」として担ぐことができます。
ちなみに、来年はお笑いコンビ「ミルクボーイ」の内海崇さんが、獅子がかりとして姫路に戻ってくるそうですよ!


また、各屋台にはそれぞれ太鼓があり、「太鼓打ち」と呼ばれる人が叩きます。
こちらの画像は各村のばち(太鼓のバチ)で、上の列が屋台用、下の列が壇尻用です。7つの村ごとに太鼓の音やテンポが違い、実はばちの形もそれぞれ違うんです!
その中でも私は、木場の屋台の太鼓の音が特に好きです。他の地区より少し早いテンポで響き渡る太鼓の音が、とてもかっこいいんです!
とても迫力のあるお祭りなので、もし行くときはスカート・ヒール・サンダル厳禁!
ぜひ安全な服装で、太鼓の“生の音”を聴きに足を運んでみてください!


