ピアノ調律科 2年

探{さぐる}

演奏者の一つひとつの音、理想の音を求める「手」
演奏者が言葉では表現できない心の音を探る学科

調律・整調・修理の技術を体系的に取得。さらに、知識や教養を備えた調律師を目指します。

90分間2回取り調律ができるよう、現場環境を踏まえた個別実習室で何度も訓練し、音程を整える技術を習得。グランドピアノの一定レベルの整調技術(鍵盤の微妙なタッチ調整)、鍵盤折れやシャンク折れの修理技術、部分塗装の技術も習得します。さらに演奏者に対する理解を深め、音楽文化について学びます。

どのような2年間を送るの?

調律技術の確実なステップアップと「ピアノ調律技能士」の資格取得を目標に、クラス担任制を導入。段階的なカリキュラムにより、技術習得の進行状況を詳細に把握することができます。さらに、ピアノに関するあらゆる知識と技術を、経験豊富なプロ講師陣がきめ細かく指導。全学生を確実に即戦力へと導いていきます。

中古ピアノが多く市場に出回り、それらを修理・再生させる技術を学んでいく。

卒業生の技術向上や知識の機会を提供する「卒業生研修」を毎年開催しています。

どのような進路が目指せるの?

ピアノ調律師として楽器店に所属したり、ピアノ調律専門会社など、全国で幅広く活躍できます。また、嘱託調律師としてフリーで活躍したり、修理工房を設立して独立することも目指せます。卒業生の中には、本校からの紹介で海外就職を果たし、世界の一流ピアニストのコンサートチューナーとして活躍している方もいます。
進路指導担当者が、キャリアガイダンスや企業訪問、個別面談などにより、適切なサポートを行いながら、希望に基づいた進路選択や就職分野、候補企業を見出していきます。さらに、音楽・楽器業界企業とのパイプを活用した更なる求人開拓を目指し、情報収集や就職活動の手助けを行います。

インターン実習

社会貢献も兼ねたインターン実習では、市からの依頼で児童福祉施設のピアノ調律を実施するなど、実践を積んでいきます。

資格

現場環境を踏まえた防音の個別実習室を完備している施設・設備は、「ピアノ調律技能士」試験の会場にも認定されています。

主な実技科目と内容

各科目 1年次 2年次

アップライト
ピアノ調律
(基礎)

ユニゾン・オクターブ・割振・検査音程などの基本技術を習得 -

アップライト
ピアノ調律
(粗律)

大幅なピッチ変更時の2回取りにおける見込み調律を行う -

アップライト
ピアノ調律
(4Hz変更
1台仕上げ)

100分以内での4Hz変更技術の習得 90分以内での4Hz変更技術の習得と精度の向上を目指す

グランド
ピアノ
調律

- 2Hz変更1台仕上げ

アップライト
ピアノ整調

部品の役割、動きを理解。準備工程・本工程とそれぞれ練習する 1台仕上げと精度の向上を目指す

ピアノ修理

弦・センターピン・ブッシングクロス・鍵盤上面など各部品の交換技術を習得(単体での交換方法) リビルド実習を中心とした修理作業を行う(再生に必要な部品の全交換)