管楽器リペア科 2年

技{わざ}

たゆまぬ努力と継続によって
情熱が宿っていく「手」
緻密な管体と向き合い、正確で、繊細な技を磨く学科

2年間で木管・金管楽器計6種類を体系的に学び、効率的・効果的にリペア技術を習得していきます。

分解や修理、調整の実習を繰り返して、木管楽器3種 (Cl・FI・Sax)と金管楽器3種(Tp・Tb・Hr)の計6種類のリペア技術を段階的に効率よく習得していきます。木管楽器のオーバーホール、金管楽器のベル縁並行修理やピストン・ロータリー・スライドなどの調整技 術や「検品・見積り」などの実務も習得していきます。

どのような2年間を送るの?

実際の現場を想定し、限られた時間内で仕上げられる正確さと迅速さを身につけ実践力を磨きます。段階的カリキュラムと経験豊富なプロ講師陣がきめ細かく指導し、木管・金管楽器に関する一人ひとりの技術レベルを確実なものにしていきます。さらに楽器の歴史や構造、演奏者などを学び、知識や教養を身につけます。

工場を訪問し、繊細な楽器づくりとメーカーのポリシーを肌感覚で捉えます。

卒業生の技術向上や知識の機会を提供する「卒業生研修」を毎年開催しています。

どのような進路が目指せるの?

楽器店でのリペア担当として学校などへ訪問。楽器メーカーでの開発スタッフや管楽器修理工房での専属リペア技術者、楽器商社での出荷調整など仕事の幅は広く、全国で活躍できます。さらに、リペア技術のさらなる向上、ダブルリードやパーカッションなどのリペア技術を学べる研究科への進学も目指せます。
進路指導担当者が、キャリアガイダンスや企業訪問、個別面談などにより、適切なサポートを行いながら、希望に基づいた進路選択や就職分野、候補企業を見出していきます。さらに、音楽・楽器業界企業とのパイプを活用した更なる求人開拓を目指し、情報収集や就職活動の手助けを行います。

インターン実習

楽器店の依頼や指導で行われるインターン実習では、小学校や中学校で楽器リペアを実施するなど、実践を積んでいきます。

施設・設備

一人一台の専用作業台は隣との間隔を十分にとり、実習用楽器も豊富に取り揃えて、リペア技術の習得に集中できます。

主な実技科目と内容

各科目 1年次 2年次

クラリネット
タンポ交換

タンポ交換の基本的な作業の流れを反復練習によりマスター スピードと精度の向上を目指し、交換・調整技術のレベルアップを図る

フルート
メンテナンス

基本となる手入れから、磨き作業、フェルト・コルク交換を練習 ヘッドコルク・ノックピン交換から、管体の凹み直し、ジョイント調整までを習得

サクソフォーン
バランス調整

複雑な構造を理解した上で、キィの連絡を一つひとつ確実に合わせられる技術を学ぶ 楽器全体を見てバランス不良を発見し、早く正確に調整できるように練習を重ねる

木管総合修理

キィの動きの動作不良や折れ、管体の割れなど木管楽器に共通する修理技術の習得 実際の現場を想定し、検品・見積もり・修理までの流れを学ぶ

金管修理
(メンテナンス)

ユーザーへの的確なアドバイスのため、修理技術の第一歩となるメンテナンス技術を習得

金管修理
(溶接)

ハンダの取り扱いを体験し、楽器に悪影響を与えない溶接技術をマスター

金管修理
(トロンボーン
スライド調整)

分解・組立を通じ構造を把握し、曲りや凹みを直してスムーズなスライドに仕上げる

金管修理
(ホルン
ロータリー
調整)

ロータリーの分解・組立やレバーのひもかけ作業を反復練習でしっかりと身につける