2026 年3月3日(火)、ギタークラフト・リペア科1・2年生を対象に、特別授業を実施しました。
今回の講師は、オリジナルギター・ベースの製造販売を行う
FREEDOM CUSTOM GUITAR RESEARCH(以下 F.C.G.R.)代表の深野 真 氏です。
F.C.G.R.のギターの保証期間は、なんと「100年」。
それは、すべての工程に一切の妥協をせず、「この楽器は100年先まで責任を持てる」という強い覚悟と自信の表れでもあります。
その徹底したものづくりの姿勢が高く評価され、世界中から約7,000以上のブランドが集まり、11万人を超える来場者で賑わったThe 2018 NAMM Showでは、「Best in Show」を受賞。
国内外から注目を集めるブランドです。

前半:プロが語る「楽器づくりの本質」
授業の前半は、事前に学生たちが送った質問に、深野代表が一つひとつ丁寧に答えてくだ さる形式で進みました。
ギターについては、
・ボディバランスの完成度
・細部まで行き届いた仕上げの精度
・F.C.G.R.ならではの独自性あるデザイン
といった魅力を、実体験を交えながら解説。
さらにベースについても、
・ヘッド形状の美しさ
・全体のシルエットバランス
・実用性とデザインを両立させる考え方
など、プロならではの視点でお話しいただきました。
深野代表が特に強調されていたのは、
「音・機能性・ルックス、そのすべてのバランス。そして長く使える耐久性」。
これまでの経験から導き出された、ものづくりへの確かな哲学を知ることができました。学生たちは、
「そういうことか!」
「なるほど……」
と、これまで点だった知識が線につながっていく感覚を味わいながら、理解を深めている様子でした。

後半:学生作品への直接アドバイス
後半は、学生が製作したギター・ベースを深野代表に実際に見ていただき、
・こだわったポイント
・デザインや音のコンセプト
・今後の課題
について、一人ひとりに直接アドバイスをいただきました。
「いいね」
「完成度が高いね」
と評価していただく場面もありつつ、商品として成立させるために必要な視点や、さらに良くするための具体的な改善点も的確にご指摘いただきました。



学生たちは、自分の作品と「プロ基準」との違いを肌で感じ、今後の課題がより明確になった様子。
将来、楽器づくりの現場に立つための大きな一歩となる、非常に有意義な特別授業となりました。

