2025年9月19日(金)、管楽器リペア科1年生は静岡県にある ヤマハ株式会社 豊岡工場 と 浜松市楽器博物館 を見学してきました!
豊岡工場では、楽器がどのように作られていくのかを間近で見ることができました。金属から楽器が生まれていく過程や、職人さんたちの技術、使われている専門的な工具など、普段なかなか触れられない世界に触れることができ、学生たちは新しい発見の連続でした。
見学を終えた学生の感想を紹介します。「工場内では、金属から楽器がつくられていく様子を初めて見て、とても新鮮でした。驚いたのは、手作業が想像以上に多かったことです。はんだ付けや彫刻のような繊細な作業はもちろん、塗装前の洗浄後に管体についた水滴を一つひとつ確認して拭き取っていることまで、人の手で行われていると知りました。そうした丁寧な仕事が、楽器のクオリティの高さにつながっているんだと実感しました。見学を通して、自分が将来どんな形で楽器に関わりたいのか、改めて考えるきっかけにもなりました。実際に働いている方から進路の話を聞くこともでき、もっと広い視野で将来を考えたいと思いました。」
「作業されている方は、工具の配置がきちんと決まっていて、とてもわかりやすく管理されていました。自分の作業環境を整えるうえで、すぐに真似したいと思いました。また、高いレベルで試奏や検品をされている姿を見て、演奏の理解も大切だということに気づきました。」
このように、普段学校では学べない“現場のリアル”を体験できた一日は、学生たちにとって大きな刺激となりました。