2025年9月19日(金)、ピアノ調律科1年生は、静岡県浜松市にある 「ヤマハ株式会社 イノベーションロード」 と 「浜松市楽器博物館」 を見学しました。
イノベーションロードは、ヤマハが生み出してきた楽器や製品の歴史をたどることができる企業ミュージアムです。
一方の浜松市楽器博物館は、日本で唯一の公立楽器博物館で、世界中の楽器が約1,300点も展示されています。
学生たちにイノベーションロードの感想を聞いてみると――
「リードオルガンから最新の電子楽器まで、ヤマハの歩みを一気に見ることができて感動しました。特に、フルコンサートピアノ『CFX』と小型モデルを弾き比べて、音の響きやタッチの違いを体験できたのはとても印象的でした。」
「調律や整調(※ピアノの動きを細かく調整する作業)の展示では、整調前後の違いがはっきりと分かり、授業で学んだことが“目で見て理解できる形”になりました。これからの実習にもつながると感じました。」
「ピアノごとの個性を聴き分けることの大切さを実感しました。また、自動演奏や消音機能、音響の展示を通して、ピアノが“楽器”という枠を超えて、演奏体験そのものを作り出していることに気づきました。」
学生たちは、ただ展示を見るだけでなく、実際に音を聴き比べたり仕組みを確認したりすることで、これからの学びに直結する体験ができました。