• 最新ニュース

2025.11.09

ギタークラフト・リペア科1年生、木材加工の現場を見学!

2025年10月20日(月)、ギタークラフト・リペア科の1年生が アイチ木材加工株式会社 さんを訪問しました。

こちらの会社は、ギターやベースなどの楽器に使われる木材を世界中から仕入れ、乾燥・加工・販売している企業です。

木材を板の状態から楽器の形に近いパーツまで加工しており、まさに“楽器づくりの出発点”となる場所です。

見学では、普段学校ではなかなか見ることができない木材加工の現場を、間近でじっくりと見せていただきました。

🌳 学生の感想

見学後、学生の一人は次のように話してくれました。

「木材は“ブリッジ”と呼ばれる長さ4~5mもある厚い板の状態で輸入されていました。それを一定のサイズに切り分けて、まずは棚に積み上げて天然乾燥、その後に人工乾燥をしていました。この流れは、木材を効率よく乾燥させるための工夫だと思いました。最初に自然乾燥をすることで木に無理がかからず、人工乾燥のときに割れや反りを防げるそうです。燃料費などのコストも抑えられる点も印象的でした。」

さらに学生はこう続けます。

「楽器の部品として使う際には、節やシミのない部分だけを丁寧にカットしていました。ロスを減らすためにそのまま使う方法もあるそうですが、見た目や品質を重視して“きれいな部分だけ”を選ぶそうです。こうした丁寧な仕事が、信頼される製品づくりにつながっているのだと感じました。」

木材の選定から乾燥、加工までの工程を実際に見ることで、学生たちは改めて 「ギターづくりは素材選びから始まる」 ということを実感したようです。

今回の見学で学んだことを、これからの制作や修理の授業に活かしていきます!

  最新ニュース 一覧へ