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2026.10.14

初めての”患者様”は友人のクラリネットでした

こんにちは!管楽器リペア科1年です。

先日、高校時代の友人から連絡が来ました。

「中古でクラリネットを買ったから、状態の悪いところを見てほしい。」

僕にとって、初めての”患者様”です。これは行かないわけにはいきません!さっそく東京へ向かい、楽器を見せてもらいました。

楽器はYAMAHAのクラリネット(型番:YCL-35)。授業で使っている楽器とは違うので、少しドキドキしながらケースを開けました。

まず目についたのは、キィ(指で押さえる金属のパーツ)の表面や側面の汚れです。長い間ついたままだったのか、かなり焼きついているように見えました。一方で、タンポ(音孔をふさぐ、革でできたパッド)の状態やキィのバランスは、大きな問題はなさそうです。

そこで、まずはキィの掃除から始めました。授業ではアルコールで軽く磨き、それでも落ちない汚れには銀磨きを使います。ところが今回は、アルコールだけで汚れがみるみる落ちていきました。拭き取ったガーゼは、今までに見たことがないほど真っ黒になりました。

次に、汚れがひどかったタンポの交換と、細かいバランスの調整を進めていきました。いつもと違う楽器なので、タンポがうまくはまらなかったり、苦労もありました。それでも、修理を終えて試奏(実際に吹いて確かめること)した友人が言ってくれた一言。

「めっちゃ吹きやすくなった!」

その嬉しそうな声と顔は、今も忘れられません。

正直、今は難しい課題に心が折れそうになることもあります。でも、この体験で「リペア師になりたい」と思った原点を思い出し、もう少し頑張ろうという気持ちが湧いてきました。

楽器が好きな人、いつか自分の楽器を直せるようになりたい人。

そんな人にリペアの仕事の楽しさが少しでも伝わっていたら嬉しいです。

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