こんにちは!管楽器リペア科2年生です。皆さん、楽器が好きで日々演奏を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?そんな楽器を支える私たちリペア科では、2年生の後期から「技術系(Advance)」と「営業系(Expansive)」の2つのコースに分かれて専門的なカリキュラムを進めています。技術系では、さらに実践的な修理や調整の技術を学びます。一方、営業系では楽器店での接客に必要な知識や、打楽器や楽器のアクセサリーに関する知識を深めます。私は技術系を選び、毎日実習に励んでいます。最近の実習では、トランペットのメンテナンスに取り組んでいます。具体的には、ピストンやウォーターキィを完全に分解し、掃除や部品交換、そして組み立てを行います。
「掃除」と聞くと簡単そうに感じるかもしれませんが、実際には時間がかかる作業です。たとえばウォーターキィの取り外しやピストンの細かい清掃などは、特に慎重さと集中力が必要です。楽器のメンテナンスは、ただ正確であれば良いだけではなく、短時間で効率よく仕上げることも大切です。そのため、作業の一つひとつを見直しながら、「無駄な動き」をどう減らすか試行錯誤を繰り返しています。また、作業時間を測定して効率化を図るなど、実習の中で自分の成長を感じられる瞬間がたくさんあります。
技術系コースに進んでから、毎日があっという間に過ぎていく感覚です。金曜日になると、「もう1週間が終わったんだ!」と驚くほど濃密な時間を過ごしています。将来、楽器店で修理技術者として働く日もそう遠くありません。これまで学んだ知識や技術を活かし、演奏者の皆さんに寄り添ったサービスを提供できるよう、これからも腕を磨き続けていきたいと思います!