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2025.05.02

小さな穴から大きな学びへ!当て金修理をやってみた

こんにちは!管楽器リペア科2年です。最近は、「当て金修理(あてがねしゅうり)」という修理方法の練習をしています。 楽器に小さな穴が空いてしまうと、そこから息が漏れてしまって、音が出にくくなってしまうことがあります。本来なら、穴のある部品ごと新品に交換するのが一般的ですが――「部品が手に入らない」「予算や納期の関係で交換は難しい」 そんなときに活躍するのが、当て金修理です!

今回は、壊れて使えなくなったトロンボーンのスライド(外管)を使って練習しました。まずは、穴のサイズに合わせて、薄い真鍮(しんちゅう)の板を小さくカットし、形をぴったり合わせます。そのあと、はんだ付けでしっかり固定。ただ、付けただけではまだまだ見た目がよくないので、紙やすりや研磨剤でピカピカに磨いていきます。最後は、鏡のようにピカピカに仕上がるまで、ひたすら磨き続けました! 仕上がったときには、ちょっとした達成感も✨

どんな修理でも、お客さまが手に取ったときに「きれい!」と思ってもらえる仕上がりを目指したい。そんな気持ちで、これからも技術を磨いていきたいと思います!

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