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2025.05.04

マイナーだけど最高!ファゴットという楽器を知ってほしい理由

こんにちは!音楽サービス創造学科の2年生です。突然ですが、みなさんは「ファゴット」という楽器を知っていますか?名前を聞いたことがないという人も多いかもしれませんね。

私が中学生の頃、こんなやり取りがよくありました。部活何やってるの?」「オーケストラ部だよ」「楽器は?バイオリン?トランペット?」「ファゴットだよ」「……なにそれ?」こんなふうに「ファゴット」が通じることはほとんどなく、ちょっとさみしい気持ちになることもありました。さらに演奏中、自分の音がまったく聴こえないことも多いんです。というのも、ファゴットの音は後ろのトロンボーンや横のコントラバスと似ていて、よくかき消されてしまうんです。たまにあるソロパートでも「え?ファゴットって今ソロだったの?」なんて言われることも…。そこで、友人9人にアンケートを取ってみました!オーケストラや吹奏楽の経験がない人たちに「ファゴットの音を聞いたことがある?」と聞いてみたところ、5人が「聞いたことがない」または「聞いた気がするけど印象に残ってない」と答え、3人は「楽器名すら知らなかった」そうです。うーん、やっぱりマイナーなんですね…。でも!そんなファゴット、実はとっても魅力的な楽器なんです。今日はその魅力をたっぷりご紹介します!

🎵ファゴットってどんな楽器?ファゴットという名前は、フランス語の「束ねた木(fagottez)」が由来。英語では「バスーン」とも呼ばれています。大きさは組み立てた状態で約135cm、重さは約4kg。首からストラップで吊るして演奏します。初めの頃は肩がバキバキになりますが、首元にタオルを巻くと少し楽になりますよ。子どもくらいの大きさがあるので、だんだんと愛着が湧いてくるんです…!(私はファゴットを可愛がっていたら友達にちょっと引かれました笑)

🎶ファゴットの音色って?ファゴットは「ダブルリード」と呼ばれる、2枚の葦のリードを使って音を出します。同じダブルリード仲間には、あの有名な「白鳥の湖」で登場するオーボエもあります!音域はなんと3オクターブ以上!低音だけでなくメロディーも担当できる、実はかなり万能な楽器なんです。音色はというと…ちょっと切ない、哀愁のある音から、ユーモラスで可愛い音まで、幅広い表現ができるんです!アニメ『ちびまる子ちゃん』のBGMにもよく登場しているので、ぜひ耳を澄ませてみてください。実は、意外と身近なところで活躍しているんですよ。

🌟最後にファゴットの魅力、少しでも伝わったでしょうか?もしコンサートなどでファゴットを見つけたら、ぜひ注目してみてくださいね!みなさんの中に「ファゴット、ちょっと吹いてみたいかも」と思ってくれる人がいたら嬉しいです!

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