こんにちは！管楽器リペア科の学生です。突然ですが、みなさんは「自分の楽器に“特別感”を持たせたい」と思ったことはありますか？私は以前から、サックスに“自分らしさ”をプラスできたらいいなと思っていました。サックスは見た目にもカッコよくて存在感のある楽器ですが、そこにオリジナルのデザインが加われば、もっと愛着がわくはず…！そんな気持ちから、楽器に彫刻を入れることに決めました。

私が選んだデザインは、「竹の紋様」です。竹は、昔から「成長」「しなやかさ」「強さ」の象徴とされてきた植物。ちょうど今、サックスを学びながら成長している自分にぴったりだと感じました。彫刻は、自分で彫るのではなく、プロの職人さんにお願いしました。打ち合わせでは、竹の節の間隔や葉っぱの流れなど、細かい部分まで相談しました。イメージは頭の中にあったけれど、それを言葉にするのが難しくて…でも、職人さんが丁寧に話を聞いてくれて、安心してお願いできました。完成までには時間がかかりましたが、仕上がりは想像以上！

手に取ったときの感覚が、どこか温かく、誇らしく感じました。音そのものが変わったわけではありませんが、吹いていると気持ちが前向きになり、自信がついたように思います。このサックスと一緒に、これからも「自分らしい音楽」を届けられるよう頑張っていきます！