こんにちは!ギタークラフトリペア科1年です。今回は、僕たちが日々の授業で学んでいる「ギター制作」の中から、“喰い切り(くいきり)”という工具について紹介したいと思います!ギター制作では、木工や塗装などさまざまな作業があり、その中で多くの工具を使います。
喰い切りは、フレットを抜くときに使用する工具のひとつです。市販の喰い切りは「両刃(りょうば)」のため、そのままでは指板(しばん)を傷つけてしまう恐れがあります。そこで、グラインダーという機械を使って片刃(かたば)に加工する必要があります。
下の写真をご覧ください。左が加工前、右が加工後の喰い切りです。
片刃に加工することで、フレットを抜くときに指板を傷つけず、より安全・丁寧な作業ができるようになります。ギターの制作や修理では、どんな小さな傷も許されません。ひとつひとつの工程で細かく注意を払いながら、僕たちは日々、技術を身につけています!
楽器を演奏するのも楽しいですが、「どう作られているのか」を知ると、もっとギターの世界が深く感じられますよ♪これからも、ものづくりの楽しさや難しさをお伝えしていきます。お楽しみに!