こんにちは!音楽サービス創造学科3年生です。先日、本校の特別講師である先生が運営されている「池尻バイオリン工房」を見学させていただきました!
私は普段、授業でバイオリンの弓の毛替えの作業をしていますが、今回、実際に先生が働かれている現場を見ることができ、とても楽しみにしていました。見学当日が近づくにつれて、「どんな工房なんだろう?」「どんな空気感なんだろう?」とワクワクが止まりませんでした!
バイオリンは、何百年も変わらず受け継がれてきた歴史ある楽器です。特に、名匠アントニオ・ストラディバリの時代から大きな構造の変化がないことが、伝統工芸としての魅力の一つだと感じます。工房の中には、製作に使われる工具だけでなく、ストラディバリのテンプレート(型紙)や、世界中の製作家による貴重な資料も多数保管されていました。歴史を感じられるものに囲まれて、まるでタイムスリップしたような気分になりました。
そして今回、先生が心を込めて製作された一本のバイオリンも見せていただきました。 木目(杢)は美しく出ていて、ニスの塗りも均一。まるでアンティークの美術品のように見えました。
そんな楽器を、自分たちに授業で教えてくださっている先生が手がけたと思うと、本当に感動しました。「自分も、いつかこのような楽器を作れるようになりたい。」 改めて、技術者としての夢や目標が明確になった1日でした。 バイオリンの奥深さだけでなく、職人の“プロの世界”に触れることができ、とても貴重な経験になりました!