こんにちは!管楽器リペア科1年生です。私は一般楽団に所属していて、さまざまな方々と一緒に練習を重ね、演奏会やコンクールに参加しています。
今日は、楽器改造が趣味の団員さんが作った、ちょっぴり変わったクラリネットをご紹介します!
少し早いですが、もうすぐ12月のビッグイベントといえば…
そう、クリスマス!
この団員さんは、クリスマスをイメージしてクラリネットのベルに穴をあけ、ライトアップできるように改造しました。


12月の演奏会でクリスマス曲を演奏する際、「ベルもクリスマス仕様に光らせたい!」と思ったのがきっかけです。
先日、秋のお祭りのステージで試奏してみたところ、
「演奏に支障はない」
「ベルの中がコードで入り組んでいてスワブ(管内の水分を拭き取る布)は通せない」
とのことでした。
かかった費用はなんと1,500円!
バラ売りで700円のベルを購入し、それを使って光るベルを作ったそうです。材料を集めれば、自分の楽器を手軽に面白くカスタマイズできるという、新しい発見もありました。
製作者の団員さんは、私が学校の授業で話す内容にも興味津々に耳を傾けてくださり、私が知らない楽器のことについてもたくさん教えてくださいます。
私はサックスとクラリネットを担当しているのですが、半年間クラリネットをお休みしていたため奏法に悩むこともありました。
そんなとき、親身になってアドバイスをくださり、本当に感謝しています。
「楽器」は文字通り『楽しい器』。普段は正しい扱い方や技術を学ぶ私たちですが、本来は人々を楽しませるためのものです。
見ている人が少しでもワクワクするように工夫することも、とても素敵なことだと感じました。

