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2025.11.12

ギター製作の難所!ヴォリュート作りに挑戦しました

こんにちは!ギタークラフトリペア科2年です。アコースティックギターの製作もいよいよ終盤に入り、木工の工程が終わりました。

今回はその中でも“職人技”が光る部分、「ヴォリュート」作りについて紹介します!

アコースティックギターのヘッド(弦を巻く部分)の裏側には、「ヴォリュート」と呼ばれる少し盛り上がった形があります。

これは、弦の張力(引っ張る力)でネックが折れてしまうのを防ぐため、また見た目を美しく仕上げるために付けられています。

ただこの部分、見た目以上にとても難しいんです!

左右対称に削らなければ美しく見えませんし、ネックの曲面から滑らかにつながっていないと、弾いたときに違和感が出てしまいます。

私は今回が初めてのヴォリュート製作でしたが、最後まで「これで本当にいいのかな?」と不安との戦いでした。

というのも、ヴォリュートの形はメーカーや職人によって少しずつ違うので、正解がひとつではないんです。

「あとコンマ何ミリ削れば、もっと美しくなるのか?」そんなことを考えながら削っていく作業は、緊張感がありながらもワクワクする時間でした。

これからも、“自分が本当に美しいと思える形”を追い求めて、技術を磨いていきたいと思います。

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