みなさんこんにちは。ピアノ調律科1年です。最近、授業の一環で三重県にある「菰野ピアノ歴史館」に行ってきました。
この歴史館には、チェンバロをはじめ、ベートーヴェンやショパンの時代に使われていたピアノなど、「ピリオド楽器」と呼ばれる貴重な楽器が約50台展示されています。
その中でも、私が特に感動したのは「モダンチェンバロ」というピアノです。
なんとペダルが6本も付いていたんです!

中でも「カプラー」というペダルは、踏むことで音を大きくすることができます。
チェンバロは“爪”の部分で弦をはじいて音を出すため、打鍵の強さでは音の強弱をつけられません。だからこそ、ペダルで強弱を表現できるようにしたこの仕組みは、当時の大発明だったのだと思います!
また、変わった形のアクション(鍵盤の動きを伝える仕組み)を持つピアノもありました。

鍵盤の先が折れ曲がっているものを見るのは初めてで、とても驚きました。
昔のピアノには、今では考えられないような工夫がたくさんあり、「なぜこうなったのだろう?」と想像するだけでもとても面白かったです。
まだまだ知らないことが多く、改めて楽器の世界の奥深さを感じました。
みなさんもぜひ、「菰野ピアノ歴史館」に足を運んで、本物の歴史あるピアノを体感してみてください!

