2026年1月9日(金)、ピアノ調律科2年生の学生が、JRセントラルタワーズに設置されているストリートピアノ「いやしのピアノ~dolce(ドルチェ)~」 の補修・調律作業を行いました。
「dolce(ドルチェ)」とは音楽用語で、「柔らかく、可愛らしく」という意味があります。このピアノは、名古屋ウィーン・クラブより名古屋市へ寄贈されたもので、現在は本校が定期的に補修や調律を担当しています。
当日は、担任教員とともにピアノの状態を細かくチェック。どこに調整が必要かを見極め、限られた時間の中でどの順番で、どの作業を進めるかを学生自身が考えながら取り組みました。


実際の現場だからこそ、効率や判断力の大切さを学べる貴重な機会です。
JRセントラルタワーズ内は多くの人が行き交う場所。学生の作業に足を止め、静かに見守ってくださる方の姿もありました。
そんな緊張感のある環境の中でも、内部の清掃や調律に集中して作業を進めることができました。



作業終了後、学生にインタビューを行いました。
■ 上手くできたこと
最初の音階を作る割り振りや、中音・低音のオクターブユニゾンです。音のばらつきが出ないよう、検査音程も確認しながら調整し、耳にすっと入ってくる「クリアな音」を意識して調律しました。
■ 上手くいかなかったこと
中音や低音に比べ、高音部分は思うように仕上げることができませんでした。時間の都合で、いつもより約30分早く作業を終える必要があり、高音に十分な時間をかけられなかったことが悔しかったです。
■ 成長できたこと
学校以外のグランドピアノを調律する機会は、実はあまり多くありません。ピアノは木・紙・フェルト・金属でできており、一台として同じものはありません。多くのピアノに触れることは、何よりも大きな経験になります。
気温や湿度によって状態が刻々と変わり、まさに「ピアノは生きている」と実感しました。
学生にとって、実際の現場でしか得られない学びが詰まった一日となりました。


