こんにちは!管楽器リペア科2年生です。今回は、授業で取り組んでいる「金管楽器のへこみ直し(凹出し)」の中から、ベルフレアと呼ばれるベルの縁部分のへこみの直し方をご紹介します!
みなさん、楽器をぶつけてしまってベルがちょっとへこんだ……なんて経験、ありませんか?そんなとき、どう直しているのか気になったことはありませんか?では、実際の作業の流れを紹介します!
① めくれた部分に印をつける
まず、ベルのめくれてしまっている部分をよく観察して、へこみの位置にペンで印をつけていきます。
② 木ハンマーで少しずつ整える
次に、いちばんめくれているところを木ハンマーで軽く叩いていきます。叩きすぎると縁がガタガタになってしまうので、力の加減がとても大切です!
③ 芯金(しんがね)で整える
最後に、芯金という道具を使って、へこんでいる部分を少しずつ外側から押し出すように整えていきます。手で触りながら、ほかの部分と同じくらいの形になるよう慎重に作業を進めます。
この作業、けっこう力がいるので、最初は腕が筋肉痛になってびっくりしました(笑)でも、へこみがきれいに直ったときは本当に嬉しくて、「もっと上手になりたい!」とやる気が出ます!楽器を大切にするための技術を、これからもたくさん身につけていきたいです!