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2025.08.14

「感覚」と「技術」でピアノを整える!調律科の授業ってこんなに奥深い!

皆さんこんにちは!ピアノ調律科1年です。今回は、私たちが授業で学んでいる「整調(せいちょう)」についてご紹介します。

整調とは、ピアノを演奏しやすくするために、鍵盤やハンマーの動きを細かく調整する作業です。最近の授業では、「あがき調整」と「レットオフ調整」に取り組んでいます。

あがき調整って?

「あがき調整」は、鍵盤を押したときの深さを揃える作業です。「ペーパーパンチング」というドーナツ型の紙を鍵盤の下に入れて調整するのですが、この紙には色がついていて、厚みによって使い分けられています。

並べてみるととってもカラフルで、見た目がかわいいんです!深さを揃えるときには「あがき定規」という木の棒を使って、目ではなく指先の感覚だけで確認します。

初めは難しかったですが、少しずつコツをつかめるようになってきました!

レットオフ調整って?

レットオフ調整では、ハンマーが弦のギリギリ手前で止まるように距離を測ります。鍵盤をそっと押して、ハンマーが「戻りそう!」という瞬間で止めなければいけないので、すごく繊細な作業なんです。

私もまだ苦戦中ですが、だんだん感覚がつかめてきました。今は、低音・中音・高音に分けて少しずつ整えている段階です。最終的には、どの音域でもバランスよく調整できるようになるのが目標です!

調整作業は、感覚を頼りにする作業と、数値をしっかり測る作業のどちらも必要です。奥が深くて、やればやるほど面白さを感じています。これからもっとたくさんの工程を学んでいくので、今のうちからしっかり振り返りをして、感覚を磨いていきたいと思います!

ピアノの中には、こんなにも繊細で細かな作業がたくさんあるんだと知ってもらえたら嬉しいです♪

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