こんにちは!管楽器リペア科1年です。今回は、私が最近吹いたちょっと珍しい楽器「コントラバスクラリネット」について紹介します!
この楽器は、クラリネット属の中でいちばん低い音を出すことができるんです。低音が響くと、まるで床から音が伝わってくるような迫力があります。
コントラバスクラリネットには、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、ヘンリー・セルマー・パリ社などが製作しているタイプで、バスクラリネットをそのまま大きくしたような形の木製(ローズウッド製)です。
2つ目は、ルブラン・パリ社が発売しているタイプで、「ペーパークリップ型」と呼ばれる金属製の折れ曲がった形をしています。
私が吹いたのは、セルマー社のタイプ。とても背が高く、私の身長よりも20〜30cmほど大きいんです!

見た目の存在感もすごくて、ステージに立つとまさに“低音の主役”という感じでした。演奏しているときは、振動が強くて視界が揺れるほど!
楽譜が見えにくくなるので、自然と暗譜(楽譜を覚えること)も早くなりました(笑)

なかなか見る機会が少ない楽器ですが、もしコントラバスクラリネットを見かけたら、ぜひ耳を傾けてみてください。
きっと、その深くて温かい音にびっくりしますよ!


