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2026.01.05

音叉って実はデリケート?温度で変わる“音のヒミツ”」

こんにちは。ピアノ調律科2年生です。今日は、調律に欠かせない道具 「音叉(おんさ)」 について紹介します!

音叉は、U字型の金属の棒で、先端近くを軽く叩くと振動し、特定の高さの音(A=440Hzなど) を出してくれるアイテムです。私たち調律師は、この音叉の音を基準にしてピアノの調律を進めていきます。

■ 音叉の“意外な弱点”

基準となる音を出してくれる音叉ですが、実は 気温によって音の高さが変わる んです。

温度が上がる → 音が低くなる

温度が下がる → 音が高くなる

理由はシンプルで、金属でできた音叉は温度が上がると膨張し、振動の回数が少なくなるため。逆に温度が下がると収縮し、振動回数が増えるためです。

やはり冬は寒いですよね。そのため私たちは、音叉を使う前に 手で包んで少し温めてあげたり して、正しい音程になるように気をつかっています。

■ 実は“管楽器”とは逆の変化が起こる!?

管楽器をやっていた人は、「あれ?逆じゃない?」と思ったかもしれません。

そうなんです。

管楽器は、温度が上がると音が高くなり、温度が下がると音が低くなる、音叉とは反対の変化をします。

これは、温度によって空気が膨張・収縮する ことが大きく関係しています。

・温度が上がる→空気が膨張→振動しやすくなる→音が高くなる

・温度が下がる→空気が収縮→振動しにくくなる→音が低くなる

同じ「音」でも、金属が振動する音叉 と 空気が振動する管楽器 では、こんなにも変化が違うんです。温度と音程は、普段あまり意識しないかもしれませんが、実はとても深くつながっています。

「へぇ、そうなんだ!」

と少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです!

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