先日、ピアノの演奏試験がありました。調律を学ぶ学科ですが、演奏者目線でピアノを見ることができるように、そして、自分で整備したピアノの弾きやすさや音色を確認するために演奏の授業があります。試験内容の一つに自由曲があり、僕は中学生の時から「いつか弾きたい」と憧れていたフランツ・リスト作曲の「ラ・カンパネラ」を弾きました。

この曲は、他の曲には無いような指を跳躍させる動きが必要なので、ミスタッチをしないように反復練習をしました。演奏練習を通して「楽譜を読む力がつき、お客さまとのコミュニケーションになるのでは」と思いました。加えて、曲を演奏するには一人で練習するだけでなく、周りに自分の演奏を聴いてもらい意見を貰うことで、表現力や指使いが上達したように思えました。試験では、悔いの無い演奏ができました。