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2024.03.01

管楽器リペア477

先日、アルトサックスのタンポ交換を行いました。サックスのタンポ交換は、クラリネットやフルートには無い、気をつけなければいけないことが一つあります。それは、指貝を焦がさないことです。この部品は主に貝で作られていることからこの名前がついており、「しがい」と呼ばれがちですが、正しい読みは「ゆびがい」です。指貝は、サックスのキィの上にあり、汗などで指先が湿った状態でも滑りづらく、予期せぬ操作ミスを防いでくれます。

タンポ交換で、タンポを外す時やつける時はカップの外側から温めます。その際に、クラリネットやフルートにはなかった指貝も一緒に温めてしまうと焦げてしまい、見た目にもよくありません。この指貝を焦がさないように、私は料理の時に使う「小さじ2分の1」の計量スプーンを購入し、それを上からかぶせてタンポ交換を行っています。これをかぶせることで指貝が焦げる心配がなく、安心してカップを温めることができます。

しかし、計量スプーンでカップが隠れてしまい、なかなか温まらないことが多いので、日常生活で指貝を守るのに使えそうなものがあるか探してみたいです。

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