本科には「ピアノ演奏」という授業があり、そのテストが2月に行われました。入学直後から1年を通して練習してきた曲をクラスメイトの前で発表します。

テストは和音を分散させて弾く｢アルペジオ｣、ピアノの鍵盤を下から上へ1音ずつ両手で鳴らしていく｢半音階｣があります。そして、課題曲を1曲決めて、演奏をします。調律や整調などの作業の後、鍵盤のタッチや音を確認するために必要な技術なので大切な試験です。課題曲は、クロード・ドビュッシー作曲の｢アラベスク1番｣です。この曲は流れるようなメロディーが素敵で、弾いてみたいと思っていた曲でした。

1年を通して練習する曲なので、自分の大好きな曲を選びました！レッスンの時間で少しずつ先生にアドバイスをいただき、いい演奏になるよう仕上げていきました。もちろん、ピアノ調律師としてピアノの状態を確認できるように演奏することも忘れませんでした。