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2024.03.18

ピアノ調律351

先月、木村和人先生による特別講義が行われました。先生は、各地の音楽教室や地域セミナーなどで「チェンバ郎の移動楽器博物館」を開催し、啓発活動を行っているピアノ調律師です。今回の講義は、ピアノの先祖である「クラヴィコード」や先生自作の「足踏みオルガン」などを実際に触れることができ、楽器について伺うことができました。

そして、楽器についてとても細かく知ることができました。例えば、その昔オルガンは大きくて動かせないことから「神の楽器」と呼ばれていたこと。一方で、チェンバロは軽く動かせる楽器(物乞いの楽器と呼ばれる)のため神の格言や外側に大理石の絵を描いて「神の楽器」として見せていたこと、などです。

いかに「神の楽器」に近づけることができるか、騙せるかを試行錯誤していたことを知ると、興味が湧き面白いと思いませんか?他にもピアニストの偉人達の生涯についても学び、非常に有意義な時間を過ごすことができました。

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